こんにちは!!
高校受験で最も指導が難しいと言われているのがこの学力中位層の生徒達です。
ここら辺の学力の子は問題の内容、質によって点数の浮き沈みが激しく「練習では取れていたのに本番でオオゴケした」が非常に多い層になります。
そのため点数以上に生徒自身の精神状態を気にする必要があります。
今回は9科目内申34、直近の定期テスト英語60点、数学75点、国語65点、理科50点、社会75点、合計325点、受験まで4カ月の生徒についてみていきたいと思います。
ここら辺の生徒は模試をやっても乱降下するので怖いです。
英語
英語は下位層の子と同じくそこまで高得点を狙う必要はありません。
なぜなら周りもどうせ取れないからです。
点数が伸び辛いものをやるよりも点が取りやすい科目のい時間を使いましょう。長文読解の演習を繰り返し、わからない単語は覚えさせる。これを繰り返しましょう。
目標点数40点。
国語
多めに点数が取れるように指導する必要がある。
漢字、文法等の知識問題はもちろんだが小説・物語文、論説文も読めるように指導していきたい。
早く正確に読む訓練をする必要があるので1日1題問題を解くことや文章の読み方等を指導する必要がある。
目標点は70点
数学
下位層同様。計算ミスは絶対に許されない。
計算、一行問題、関数、確率、証明は仕上げたい。
下位層とは違い合同証明、相似証明も完璧にかけるようにしておきたい。
中位層は特に語学の乱降下が激しいので数学は確実に点を取れるようにしておきたい。ただし各設問の最難関の問題は解かなくてもいい。時間のムダ。
目標点は70点。
理科
生物・地学は鉄板。それにプラスして物理・化学は両方鍛える。
おそらく最も時間がかかるのがこの理科だろう。ここで1年生の時から理科を受講していたかしていなかったかの差がすごい出ます。気が抜けない科目です。
目標点数60点
社会
こちらも公民を最初にやり、地理歴史両方やります。
全分野を満遍なく学習しないと複合問題に対応ができなくなるからです。
ひたすら書くという学習方法にしないと暗記が終らない可能性があるので生徒の進捗状況は細かくチェックをしましょう。
目標点数60点。
まとめ
ここまでできれば合計300点。いろいろ選べるようになってくる点数かと思います。
しかし冒頭にも書いていますがこのくらいのが学力層の生徒は基本的に問題の質や内容、その日の精神状態私大で点数が乱降下します。練習で320点ぐらいをずっと取っていたのに本番だけ230点。全然あります。
入試1カ月ぐらい前から入試そっくり問題演習を行い、本番で何点ぐらい取ることができそうかを考える必要があります。初見の問題を5回ぐらいやれば本番の点数はぼんやりと見えてきます。
あまり勝負したくないのであればワンランク下げるか5回やったテストのうち一番低い点数で志望校を決定した方が安心です。
勝負させて「努力して勝つ」ことを教えに行くか、初めての人生がかかったテストで失敗体験をさせてしまうことを避けるのか。難しいところです。